2011年2月18日金曜日

2月18日 思わぬ再会

本日のドクターヘリ・カーの担当は小林,三浦先生,林看護師です.

今日は思わぬ再会がありました.施設間搬送で使用したランデブーポイントで待機中(救急車には三浦先生が同乗),どこかで見覚えのあるシルエットが・・・小林が千里救命救急センター在職中にレジデント医師であった小島先生です.今や小島医院の理事長.何年ぶりの再会でしょうか!小島先生は内科医でもありますが,心肺蘇生術の講習会(ICLSコース)にも積極的に関わっておられます.そんな関係で林看護師とも旧知の仲.短い時間でしたが,懐かしくもうれしい一時でありました.人と人のつながりは良いものです.皆,それぞれに地域のためにがんばっておられます.

☆ドクターヘリ1件目 意識障害

救急隊現着後要請.救助事案です.「年齢,性別不詳.意識なし.墜落の可能性あり.」との情報.追加情報では崖下に倒れておられ,要救助事案のようです.

現場直近は海岸線に山が迫っており,着陸ポイントがありません.近くにランデブーポイントに設定されているヘリポートがありそこに着陸,支援車で現場まで向かいます.

5分弱で現場に到着.患者さんは崖下から救助され,ちょうど救急車内に収容された後です.三浦先生と診療を開始しつつ状況を確認します.救急覚知時間,救急隊現着時間とその時の状況などなど.それを踏まえた医学的判断を行います.大変厳しい状況であり,現場で全てを終了させ警察に引き継ぎの判断.このような判断も病院前救急診療の重要な役割となります.

帰投前の三浦先生,林看護師.資機材の忘れ物はありませんね?



☆ドクターヘリ2件目 施設間搬送

TECCMCから患者さんの地元病院への施設間搬送です.搬送中の医学的介入と重症度から,ドクターヘリを選択します.

初めてのランデブーポイント.消防の皆様のご協力を賜り,速やかな対応をさせていただきました.ありがとうございます.

搬送には三浦先生が同乗.その間の出来事は前述の通りです.また,それ以外にも近所の方(お母さんと4歳の息子さん)にも待機中のドクターヘリを見学してもらいました.子供さんは将来消防職員になりたいそうです.是非,夢をかなえてくださいね(その時にはヘリ支援もよろしく!).




岡先生,幸部先生と夕方から2件の緊急手術を行いました.1件は非常に珍しい疾患で,治療方針を悩みました.acute care surgeryはやはり奥が深い.1例1例から学ぶことが必ずあります.

皆様,本日もお疲れ様でしたm(_ _)m.