2013年2月12日火曜日

2月12日 DMAT or DOCTOR HELI

本日,兵庫県高砂市で列車事故が発生しました.兵庫県広域搬送要請システムのアラートが鳴り響き,当センターも情報収集を行います.局地災害としてドクターヘリを飛ばすべきか?情報がなかなかつかめず,兵庫県災害医療センター内の情報指令室室長に連絡,災害派遣としてドクターヘリ要請を行うとのこと.取り敢えずは県からの要請ということで,DMAT隊員であるセンター長,永嶋先生,米田看護師,藤田看護師が資機材を揃えて出動体制.ここまで要請から5分.エンジンスタートして離陸直前に「赤1名にてヘリ要請キャンセル」の連絡.大きな事故でしたが,福知山線列車脱線事故のような大惨事にならなくて,とりあえずはホッといたしました.負傷された方々の1日も早い回復をお祈り致します.

当ドクターヘリ運航要領に「災害時の出動」に関する事項を盛り込んでおります.平時のドクターヘリは消防をはじめとした公的機関からの要請で離陸可能です.しかしながら災害時はそんな悠長なことは言っておれません.災害時,迅速に出動できればドクターヘリでもDMATでも良いということ,理想はフライトスタッフ=DMAT隊員なのでしょうが.

局地災害発生時,ドクターヘリ要請,出動の良い経験になりました.


本日朝一番の但馬上空です.朝霧とうっすら雪景色.昼間は防寒具不要なくらい暖かい天気でした.



永嶋先生,番匠谷先生で緊急手術も終了し,お留守番部隊のセンター長,前山先生は各々の仕事に戻ります.本日は特殊な事例でもあり,ブログにも記載しました.