2013年4月30日火曜日

4月30日 4月のドクターヘリ・ドクターカーの報告です

あっという間に4月も終わりました.新入職の先生,スタッフの方々も少しずつ仕事に慣れたことでしょう.



さて,4月のドクターヘリ,ドクターカーの報告です.
<ドクターヘリ>要請件数 151件
出動件数 132件(現場出動 123件 施設間搬送 9件)
現場出動率 93.2%
出動後キャンセル 18件(キャンセル率 13.6%)


要請件数,出動件数は例年通りであり,ドクターヘリの有効活用がうかがえます.現場出動率は9割を超え,ドクターヘリ本来の目的である早期医療介入が達成されています.また,離陸後キャンセル率は昨年度平均より低下しており,キーワード方式も少しずつ精度が上がってきているようです.


離陸前キャンセル 19件
 時間外要請 0件
 天候不良  8件
 重複要請  5件
 その他   6件
 (内ドクターカー対応 9件)


天候不良,重複要請のヘリ補完としてのドクターカーの存在は大きいです.重複要請による未出動件数を0にするため,より早い現場対応を心掛けたいと思います.次事案対応のためには,早くヘリをフリーな状態にする必要があります.


Total Prehospital Time
 覚知同時要請率 88%
 ※現場滞在時間
   =ランデブーポイント〜現場移動時間
   +現場・救急車内診療時間
   +現場〜ランデブーポイント移動時間
   +ヘリ収容〜離陸時間


4月の覚知同時要請率は9割近くになっています.常に9割を超えるよう,よろしくお願い申し上げます.現場滞在時間の総計は15分近くになっていますが,患者接触〜ヘリ機内収容までに限れば平均7分以下です.覚知同時要請が故,ランデブーポイントから支援車などで現場に向かう事案も多々あります.その影響で現場滞在時間が伸びているのでしょう.今年度もやるべきことは,119番覚知からヘリ要請までの時間短縮,現場滞在時間の短縮です!Total Prehospital Timeをいかに短くするか,常に時間を意識した活動を行いたいと思います.


消防・府県別運航実績


それぞれの地域医療事情があるのかもしれませんが,早期の医療介入を求めるのであれば遠慮無いヘリ要請をお願いします.


搬送先病院
 基地病院搬送率 72%


例年よりも若干基地病院搬送率が高くなっておりますが,概ね例年と変わらない搬送先の状況でした.引き続きのご支援,ご尽力を賜りますようよろしくお願い申し上げます.


<ドクターカー>出動件数 103件
以下,データ集計中(申し訳ありませんm(_ _))


今年度も当地域の病院前救急診療は有効に活用されそうです.それはまさに住民の方々の安心,安全の暮らしに直結します.消防はじめ関係機関のご協力を賜りつつ精進いたします.

世間は大型連休の真っ直中ですね^^ 





2013年4月29日月曜日

4月29日 やはり世間はゴールデンウイークのようです・・・

初療,救急外来の受診者数は連日3桁に手が届いています・・・折角の連休,皆さまどうぞ御自愛下さい.TECCMCは通常と変わらない診療体制ですm(_ _)m


ドクターヘリによる病院前外傷診療に始まり,trauma whole body CT⇒初療室緊急穿頭+後腹膜パッキング.珍しい原因による急性腹症,敗血症性ショックの緊急手術,一般的な緊急手術,ICUでの緊急処置などなど何も通常と変わらないTECCMCです.外は晴天のようですね^^;



この3日間のドクターヘリは19件出動しております.急に気温が上がった関係か,脱水からの脳虚血,循環器系疾患(特に不整脈)が急増です.また外傷は変わらずの印象です.連休でも多くの関係者の方々にご協力を賜っております.ありがとうございます.また,ランデブーポイントには多くの家族連れの方がおられ,離着陸時の風,砂塵ではご迷惑をおかけします.安全運航などに十分な留意をしております.引き続き何卒ご協力のほどよろしくお願い申し上げます.



気がつけば4月も終わるようです.31日まであると思い込んでいたセンター長は勤務表が完成しておらず焦っているようですが.





2013年4月27日土曜日

4月27日 連携

「意識なし,呼吸粗い」でドクターヘリ覚知同時要請です.救急隊現着時は気道,呼吸,循環,意識全てに異常あり!速やかにランデブーポイントに向かいます.覚知同時要請なので,救急車がランデブーポイントに到着する前にドクターヘリは着陸済み.適切な医療介入短縮時間は約50分.

フライトスタッフ接触時は橈骨動脈も微弱な状態,非常に切迫しています.補助換気,末梢ルートを18Gで確保,低血糖を否定しヘリ機内へ.接触して機内収容まで約6分.この間に家族対応も終えます.

TECCMCへ向けエンジンスタート.離陸までの2分間に気管挿管完了.急速輸液を行いつつ循環不全の原因検索です.患者の横に座ったフライトドクターがエコーを行います.頭元のもう一人のドクターが呼吸,循環管理.2 flight doctorだから可能な初期対応です.

ある程度落ち着いた段階でTECCMCへ受入要請(もう向かってるんだけど・・・).もちろん応需.ヘリはその数分後にヘリポートへ着陸します.そして初療で待ち構える救急医へ引き継ぎ,あっという間に治療と診断が始まります.付けられた診断名は「敗血症性ショック,敗血症性多臓器不全」.初療から次はICUの救急医へ.モニタリング,エコーなどで評価し急性血液浄化療法導入へ・・・


消防組織から始まる救急医療の連携.病院前からICUまで一貫して救急医の救命チームが行うことで救命率が格段に向上します.翌日,カテコラミンフリー,血液浄化も離脱した患者さんがICUで朝を迎えられました.

決して珍しい事案でもなく,日常普通にTECCMC,当地域で行われている救急医療です.救急医療は患者を中心に据えた「チーム医療」,多職種の連絡があってこそですね^^


ここ数日は天候の変化が激しいです.世間はゴールデンウイークらしいので,晴天が続けば良いですね.連休中も勤務の我々にはあまり関係は無いのですが・・・

緊急手術後のブログでした.ちょっと仮眠しますね^^;








2013年4月25日木曜日

4月25日 8年が経ちました

2005年4月25日 兵庫県尼崎市久々知 JR福知山線上で列車事故が発生しました.多くの方が亡くなり,負傷されました.日本の災害医療を考える一つのきっかけとなった事案です.あれから8年経ちましたが,我々は忘れてはならない,風化させてはならないことが沢山あります.毎年の献花で事故現場を訪れると,当時の事が鮮明に思い返されます.


当日は10件のヘリ搬送が行われました.災害時にヘリ搬送が有効に行われた事案でした.


亡くなられた方の御冥福をお祈りいたします.


本日は夕方から近隣の八鹿病院さんにセンター長がお招きいただきました.但馬地域メディカルコントロール協議会会長として,当地域における救急医療の現状をお話ししました.八鹿病院・倉橋先生からのお写真を拝借し,掲載させていただきますm(_ _)m


今後も八鹿病院の皆さまと協力し合いながら,当地域の救急医療を担っていきたいと思います.本日はありがとうございました.







2013年4月23日火曜日

4月23日 あの日から1年目の今日・・・

昨年の今日,あの痛ましい事故が亀岡市で起こりました.救える命は救いたい,少しでも可能性があるならという思いで当ドクターヘリと大阪府ドクターヘリを飛ばしました.社会的な側面も含め,この1年でどれだけのことが良い方向に変わったでしょうか.我々は昨年の今日を,昨日のことのように鮮明に記憶しています.そして,もっと何か出来たかもしれないという思いは変わりません.日々の救急医療の延長線上が災害,多数傷病者事案でもあります.二度と誰もあのような思いはしたくありませんから.



多くのメディア(ex. ABC WEB NEWS)で報じられましたが,トンネルの崩落事故が起こりました.管轄消防本部からの非常に迅速なヘリ要請でドクターヘリは出動しています.ランデブーポイントから支援車で現場へ.現場の安全が確保されるのを待って,2名のフライトドクターと1名のフライトナースが救急隊と共に現場に向い治療を開始しました.

現場の安全確保などに時間を要するために,ドクターヘリは通常業務も行うために一度TECCMCへ帰院,別のフライトスタッフが通常業務に対応しています.

そしてトンネル事故の傷病者が搬出されるタイミングで,ヘリだけ現場直近のランデブーポイントへ着陸,現場から治療を続けているフライトスタッフと共にTECCMCへ向け離陸しました.

(画像は直接の関係はありません)

概要は報道の通りです.TECCMC搬入後も情報は適時当院の事務から然るべきルートで必要な情報を提供しました.


1年前に与えられた宿題を試された思いです.少しでも成長した答えを示すことが出来たでしょうか.







2013年4月21日日曜日

4月21日 教育と実践

冬に戻ったような寒い1日でした.雪の降った地域もあるようです.4月も中旬なのですが・・・皆さま,体調にはお気を付け下さい.


外は寒くても,TECCMC内は熱く診療と教育を行っています.本日午前中は看護部の協力,依頼で院内BLS講習会を開催しました.CMDは前山先生.救命スタッフに協力してもらいながらの講習です.急変時の初期対応は医療者として出来て当たり前.でもこれもまた日々の精進が必要です.参加された方々は皆さん熱心に受講されていました.お疲れ様でした.



午後からは永嶋先生主催の「縫合修練」.初期研修医の先生方は糸の結紮,真皮縫合,皮膚縫合の練習,救命スタッフ(救急医,看護師)は腸管吻合,血管縫合・吻合の特訓です.実診療の前に,あるいは修練にこのようなoff the job trainingは大切です.明日からの診療に大いに役立てて下さい^^ 永嶋先生,関係者の皆様,ご尽力,ご協力をありがとうございました!



診療だけでなく,こんなことも定期的にやってますよ〜的なブログでした^^







2013年4月20日土曜日

4月20日 救急医が現場に出向く意義

朝は快晴でしたが,徐々に曇〜小雨に・・・風も冷たく,体感温度は真冬のような1日でした.朝の点検終了後はこんなに天気が良かったのですが^^;



「呼びかけに反応なし」で覚知同時要請.救急隊現着時はショック状態.ランデブーポイントにはすでにドクターヘリが着陸済みです.患者接触し,初期治療と原因検索.病院搬入時には循環も安定傾向です.

「畑で倒れて,口から唾液を垂らしている」で覚知同時要請.ドクターヘリがランデブーポイントから支援車で先着です.CPSS 3項目陽性.発症時間から30分以内に医療介入,そしてヘリでTECCMC〜direct CT.1時間以内に血栓溶解療法の可否が判断されます.

「トラックとブロックに挟まれた」で覚知同時要請.ドクターヘリは現場直近に着陸し,救出直後からの医療介入開始.初期蘇生,必要であれば開胸術を考慮しながらTECCMCへ.現場で気管挿管,初期輸液,薬剤投与,全脊柱固定,現場からヘリ着陸地点までの担ぎ上げなどなど.でも救助完了からヘリ離陸までは14分.

当地域では普通に行われているミッションです.消防の方々の理解と協力による医療介入までの時間短縮,2 flight doctorとflight nurseによる時間を意識した現場治療,安全運航を支える運航スタッフなど,良好な連携が大きな効果を生み出しています.


もちろん,全応需を可能としている院内スタッフの働きも忘れてはなりません.画像は永嶋先生の指導のもと,多くの経験を積んでいる藤原先生の診療風景の一コマ.


救急医が現場に出向く意義,当地域のドクターヘリ,ドクターカーミッションがその答えを物語っています.


ヘリミッションが終了し,基地病院へ帰投する間はホッとする瞬間です.ヘリの振動と緊張からの解放が眠気を誘います.この緩急が次へのミッションの集中力につながります^^ お疲れ様.



今年度はさらに覚知同時要請率も向上しているようです.救急隊現着後にヘリ・カー不要なら遠慮なくキャンセルしてください.そして,さらなる救命率向上を目指しましょう!


下の画像は全く意味はありません^^; たまたまシャッターが切られたらこんなものが・・・失礼しましたm(_ _)m












2013年4月18日木曜日

4月18日 ヘリとカーの連携

但馬地域は春の陽気.神鍋高原スキー場の雪もすっかりなくなっています.また時々発生する霧は当地域の名物ですが,我々にとっては厄介な代物です--;


新年度もいつもと変わらず飛び,走り回っています.



さて,ドクターカーの運行時間は
 6時〜23時(当地域の救急車出動件数の約9割をカバー)
ドクターヘリの運航時間は
 8時〜日没(有視界飛行のため夜間は飛行不可)
です.セーフティネットの一環として,ドクターカーの24時間運行を視野に入れ調整中ですが,こちらは各関係機関と調整しつつ少しずつ物事を進めております.

当地域はドクターカーによる医療介入+ドクターヘリによる搬送時間の短縮といったコラボレーション事案は珍しくありません.特に朝方の事案や重複事案で有効に機能しております.

朝方,突然の意識障害と呼吸困難にて救急要請.ドクターヘリ運航開始までまだ30分あります.救急車とドクターカーは現場まで約15分で到着,ほぼ同着です.ドクターカー医師は出動途中に運航管理室へ8時きっかりの離陸を打診,準備をお願いします.そして,現場対応,初期治療によって状態は少々改善,狭隘な自宅環境から安定化された状態で搬出です.そして,この時点でドクターヘリ運航開始まであと5分.現場から指定されたランデブーポイントまでも数分のところです.医療介入は終了,あとは根治的治療開始までの時間短縮が得られればBEST.ドクターカー医師を乗せた救急車はランデブーポイントへ到着,そして2分後にJA818Hドクターヘリが爆音と共に着陸,患者を乗せ換えあっという間にTECCMCへ向け離陸です.

医療,運航・運行スタッフ,消防の良好な連携が,このようなミッションを簡単に可能にしてくれています.


たまには動画もどうぞ^^ ランデブーポイントから離陸するJA818Hドクターヘリです.822Hの代替機ではありますが,当ドクターヘリ事業初代のヘリです.



最近,十二指腸損傷が続きました.上手く内視鏡的に治癒出来た症例(日本外傷学会で永嶋先生が発表します),十二指腸憩室が損傷した症例(こちらは緊急手術ですが,なかなか手強い手術でした)など.外傷初期診療,診断,治療方針,術式など日々,勉強させられることばかりです.


さて,TECCMCのこんな感覚が次世代の先生方に上手く引き継がれれば良いですね^^ 

2013年4月15日月曜日

4月15日 TECCMC's Guys!

新たなメンバーも少しずつ慣れてきたようです^^ 本日は4月の医局メンバーを集めてみました.マスクに帽子に・・・さてどれが誰でしょうか?


ちなみに紛れ込んでいるイラストは豊岡のゆるキャラ“玄さん”の救急バージョン.番匠谷画伯作品です^^ あっ,玄さんってこんな感じのキャラクターです⇩.あれ,眉毛がありませんね^^; 



ドクターヘリ,ドクターカー,初療,緊急手術,集中治療,病棟管理,follow外来と新年度も変わらず邁進中です.

暖かくなり,人の動きも活発化してきました.3月中旬から外傷事案が増えています.例年通りですが,初療搬入の傾向で季節が分かります.

慌ただしい毎日ですが,少しずつブログもFBも更新していきます.今後ともよろしくお願い申し上げますm(_ _)m






2013年4月13日土曜日

4月11日〜13日 第113回日本外科学会

4月11日から13日まで,福岡市で第113回日本外科学会が開催されました.


今回,センター長が特別企画「迫りくる危機にどう対処したか―大災害最前線病院の経験に学ぶ―」で2005年4月25日に起こった,JR福知山線列車脱線事故の現場対応などについて発表しました.


会場は立ち見がでるくらいの先生方が聴かれていました.昨今,本邦では局地,広域ともに災害が続いています.伝統ある外科学会で災害医療が取り上げられ,救急医以外にも広く“災害”が認識されるようになることは大切なことと感じました.

以上,取り急ぎの報告でした.







2013年4月8日月曜日

4月8日 ERL & ERT

TECCMCが立ち上がって丸3年が経過し,4年目に突入しています.診療開始当初は初療室での緊急開胸(ERT),緊急開腹(ERL)は珍しがられました.でもこれでなければ救命不可能な命があることは確かであり,その成果・結果は学会などで発表しています.初療室に手術室機能を有する部屋も出来ました.逆に考えれば,ERL, ERTが出来ない,する体制でない,緊急輸血体制がない施設に重症外傷例を搬送してはいけないということでしょう.あっ,当たり前のことでした.失礼しましたm(_ _)m


ホットラインが鳴ります.TECCMCへの紹介,ヘリの施設間搬送の依頼です.「腹腔内出血,ショック,緊急手術をお願いします!」 もちろん,応需です.「紹介状も画像も間に合わなければ要りません.ヘリはすでにエンジンスタートしています.」問い合わせの電話も終わらないまでにドクターヘリは空に舞い上がります.ドクターヘリの帰投時間を計算しERLの準備が始まります.もちろん輸血の準備も.

(画像は別事案のものです)

数十分後にドクターヘリはTECCMCのヘリポートへ着陸,ヘリ機内・飛行中に気管挿管された患者を乗せたストレッチャーは2分後には初療オペ室へ.

麻酔,ライン確保,検体採取,カルテ記載,そして術者と救急医達は各々の役割をこなします.そして周りをきっちりサポートするナース達・・・数分後にはERL開始,用手的に腹部大動脈を圧迫,遮断しつつガーゼパッキング.出血源を検索し一気に止血と汚染源の除去完了.再建は後日です.まずはdamage control.

その夜,もう一つの緊急手術が終わってICUに行くと「安定しています」と,ICU/HCU担当の救急医が報告してくれました.


とある新年度の1日の一コマでした.


青空の1日,気持ち良く過ごしたいものです.海風はまだまだ寒い・・・


でも桜にツクシに確実に春の日々です.



覚知同時要請の良さはランデブーポイントから支援車で現場まで行くことが出来ること.消防の方々の理解と協力の賜です.現場から医療が始められること,これこそがドクターヘリの究極の目的ですから^^ 墜落現場にヘルメットは必須.



今年度も思いつくまま,気の向くままにTECCMCの日常をお伝え出来ればと思います.













2013年4月7日日曜日

4月7日 お招きいただきました.

本日,センター長が第285回東海外科学会にお招きいただきました.ランチョンセミナーで「緊急手術!周術期重症患者管理の工夫と実際」という演題名でお話ししております.爆弾低気圧の影響で強風吹き荒れる中,沢山の先生方にお目にかかれたことを感謝申し上げます.

acute care surgeryは集中治療あっての手術,周術期管理であること,TECCMCの取り組み(特にモニタリングを用いた血行動態最適化)を紹介いたしました.



暴風の中,ドクターヘリも飛行可能な範囲で安全運航,センターも毎年この時期は重症度がさらに右肩上がりです.新たなスタッフ達も早く慣れようと頑張ってます.焦らずにやっていきましょう!


桜も満開ですが,この暴風でどうなることやら・・・でもランデブーポイントの桜はまだまだ頑張ってます^^









2013年4月3日水曜日

4月3日 相変わらず

New Face達がやってきました.朝の回診では人が増え,良い感じです^^ 救急医,看護師,メディカルスタッフとチームを組みながらの集中治療を今年度も行います.



4月から朝来市消防本部と養父市消防本部が統合され“南但(なんたん)消防本部”が生まれました.但馬は4消防本部から3消防本部へ.ますます一致団結ですね^^ ドクターカーではナースのOJTが始まっています.これから数ヶ月,徹底的に病院前救急看護を学んでいただきます(数回や1〜2週間のOJTで独り立ちできるほどプレホスは甘くありませんから).頑張って下さいね.ドクターヘリ,カーは新年度も早々に複数傷病者事案,重症外傷事案などなどに活用中.その影響でICU/HCUは・・・まあ,新しい先生方もいきなり巻き込みながら頑張りましょう!そんな活躍する先生達の画像もこっそりアップです.



穏やかな春の日もあれば,そうでない日もあります.豊富な症例数と熱くも楽しい指導医達のもと,あっという間に救急集中治療医が育つことでしょう.あっ,もちろん本人のやる気と責任感が大前提ですが^^ 今年度も皆に期待しています!







2013年4月1日月曜日

4月1日 新年度ですが2012年度ドクターヘリ・ドクターカーの報告です

2013年度が始まりました.毎年4月,5月は大荒れになるのですが今年度は大丈夫でしょうか?本日,TECCMCの新人さん達は丸1日かけての病院オリエンテーション.いろんな意味でお疲れ様m(_ _)m 早く一緒に救急の臨床をしましょう!


2013年度もコンスタントにお役に立てるよう邁進いたします.関係者の皆様,よろしくお願い申し上げます.



さて,2012年度のドクターヘリ,ドクターカーの報告です.
<ドクターヘリ>
要請件数 1612件
出動件数 1282件(現場出動 1188件 施設間搬送 94件)
現場出動率 92.7%
出動後キャンセル 227件(キャンセル率 17.7%)


離陸前キャンセル 329件
 時間外要請 2件
 天候不良 178件
 重複要請 90件(内ドクターカー対応 70件)
 その他 59件


消防・府県別運航実績


搬送先病院
 基地病院搬送率 65%



<ドクターカー>
出動件数 1300件
出動後キャンセル 461件(キャンセル率 35.5%)


消防別運行実績


搬送先病院
 基地病院搬送率 83%



ドクターヘリ,ドクターカーともに早期医療介入に有効活用されています.キーワードを用いた要請も,その肝が徐々に周知されてきた感があります.MC,症例検討会などで基地病院,消防との意志統一,コミュニケーションが大切と感じております.医療者は何を中心に事業展開するべきか,2013年度もぶれずに救急医療を行います.