2014年12月2日火曜日

12月2日 救急救命士 処置拡大!

救急救命士の処置拡大が始まります.今までは心肺停止患者にのみ許されていた医療行為に,心肺停止前ショック事案に対する輸液,低血糖に対するブドウ糖投与が加わります.そのためには追加講習で,新たな知識,手技の修得が必須となります.

多くの地域で,該当する救急救命士は都道府県の消防学校などで追加講習を順次受けます.但馬地域メディカルコントロール協議会では,地域に見合ったプロトコールの作成,徹底を兼ねて,独自の追加講習を実施しています.講義に始まり,実習.本日が第1班の実習でした.今年度内に但馬地域のほぼ全ての救急救命士の追加講習が修了します.そして来年度4月1日から地域全体で追加された処置を含む改訂版のプロトコールが実施されます.


当地域の救急救命士,救急隊の活動を検証するのはTECCMCの役割です.であれば教育,講習もTECCMCが消防と協力して行う事で,より精度の高い現場活動,質の向上につながるはずです.追加講習を受ける救急救命士の皆さんも大変でしょうが,TECCMCは全面協力いたします.頑張っていきましょ〜〜〜!

今日は救命救急センターのお仕事,役割の一つを紹介しました.