2015年4月22日水曜日

4月22日 とある春の日

春の陽気,人々が活動し始めます.そんな春の日,ドクターヘリホットラインが鳴ります.「○○山,滑落.ドクターヘリ要請!」

岡先生,山本先生,米田看護師がいつも通りに飛び上がります.救急車,救助工作車は現場到着まで40〜50分かかります.ドクターヘリはTECCMCから8分で現場上空へ.上空から現場を確認,安全にアプローチ可能と判断します.


山頂にドクターヘリは着陸,医療スタッフ,資機材を降ろします.


医療スタッフは資機材を持って,安全を確認しつつ現場へ.斜面の途中で外傷初期診療開始です.その間,現場活動時間が長時間になることが予想されたため,ドクターヘリは一旦基地病院へ.そして,セカンドクルーが別事案対応,本事案対応が必要になった際に再出動とします.


患者接触後,安定化を施行,そして予め要請していた防災ヘリにて吊り上げ救助.初期診療の効果あり,安定化したまま防災ヘリで当センターへ搬送です.


毎年,山岳事案が起こります.消防含め,我々は可能な限り対応しますが,ちょっとした注意で防げる事案もありそうです.

本日はある春の1日の出来事を綴ってみました.