2015年5月5日火曜日

5月5日 こどもの日も最速医療介入

本日は五月晴れのこどもの日.心地良い日が続きます.皆様,いかがお過ごしでしょうか^^

こんな日も朝からドクターヘリは大空に舞い上がります.「峠,事故で10m転落,詳細不明」 上空から峠の斜面下の傷病者を発見,現場直近の空き地にドクターヘリは着陸,医療スタッフはダッシュで現場へ.ちょうど救急隊も現着し,共に安全を確認し斜面下の傷病者のもとへ.外傷初期診療,全脊柱固定,舟形担架を用いての救助,そしてそのままドクターヘリへ収容.推定医療介入短縮時間は1時間以上のミッションです.


「乗用車の転落,横転,閉じ込めあり」でドクターヘリは再び舞い上がります.上空から現場状況を確認,消防から患者情報を収集しランデブーポイント着陸で救急隊到着を待つよりも現場直近着陸からの早期医療介入が有効と判断します.現場直近の農道に着陸,医療スタッフはダッシュで現場へ.現場指揮所でミッションの確認し現場に入ります.患者は2名,1名は救出済み,1名はちょうど救出されたところです.藤原先生は先に救出された患者の外傷初期診療にかかり,そのまま救急車同乗で近隣病院へ陸送です.センター長,藤巻看護師は後から救助された患者へ・・・「ここでEFT!」センター長の一声.そして蘇生治療を行いながらあぜ道をドクターヘリに搬入します.患者接触から離陸まで10分.機内では左鎖骨にIOI確保,AWSを用いた経口気管挿管などの蘇生治療によりTECCMC搬入までにROSCです.


ドクターヘリミッションのほんの一部分ですが,本日もよく走りました.日差しも強く毎日,新しい帽子も活躍です.「但馬ソロプチミスト」様からのご寄付です.ありがとうございます.待機終了後は機体の定期エンジンチェックで医療スタッフは「重り」の役目.このミッションで人生初のヘリ乗り込みを果たした安田先生.フライトドクター目指して日々頑張ってます.


明日は連休最終日.平穏な最終日になることを祈ります.