2017年1月31日火曜日

1月31日 ドクターヘリ消防本部別症例検討会

本日は舞鶴市消防本部でドクターヘリ症例検討会を開催しました.各消防本部で半年に1回毎に行っています.

ドクターヘリの活用を含めた地域救急医療のあり方は,そのまま地域の救命率に反映されます.地域格差は広がる一方ですが,このような検討会などを通じて地道に改善策を模索したいと思います.


症例検討会の間もTECCMでは日常が流れます.雪上での活動,ICUでは3並列の緊急手術・処置.スタッフ各々が与えられた環境で全力を尽くしています^^



2017年1月29日日曜日

1月29日 春よ来い!

日本には四季折々の風情があります.日本海側の今年の冬は風情を通り越して・・・当ドクターヘリの冬期ミッションに必須となったスキー場先着&雪上車での現場投入.


ゲレンデ内にヘリポートを常設してもらい,スタッフの方が安全確保,ドクターヘリ先着着陸してバックボードなどなどを携えて雪山へ.陸路で搬送されれば1時間以上かかるところで受傷から医療介入まで20分程度.都会より早い外傷初期診療だからこその成績ですね.

一時に比べると,かなり雪は溶けました.今年は近年になく多かった・・・でも谷深いランデブーポイントはまだまだ積雪が ( ・_・;) 着陸を安全に行うために消防の支援隊が雪上にまいてくれるのが「バスクリン」.害もなく,良く目立つので有用です.当ドクターヘリ事業では運航開始初年度から活用しています.そして,雪に沈まないようにスノースキットも装着済み.


医療スタッフ,消防の皆さんは雪に足をとられ・・・大変です.ヘリへの患者搬入はスクープで直接搬入.こちらは慣れたものです.


ここの病院前救急診療は経験出来ない事案,状況が無いくらいバリエーションに富んでますねえ.いろんな意味でスキルアップしていきます.

とは言うものの,「春よ,早くきてくださーーーい!




2017年1月27日金曜日

1月27日 第25回全国救急隊員シンポジウム

神戸で開催された「第25回全国救急隊員シンポジウム」でセンター長が発表してきました.



大規模災害時における多機関連携に関して,今まで関西広域連合が絡む広域災害対応から論じています.結局は,日常やっているから災害時に出来るわけです.他の機関の話しを聞けてことが収穫でしょうか・・・


消防からは当地域のメディカルコントロールは「メディカルコラボレーション」である要旨の発表がありました.原点,基本に立ち返って考えるとそういうことなのでしょうね.但馬地域からもっともっと有益な情報を発信していきましょうーーー





2017年1月25日水曜日

1月25日 超緊急で

敗血症性ショック,心停止一歩手前・・・

気管挿管,人工呼吸管理,急速輸液,循環作動薬投与,そしてVA-ECMO導入.根治的治療は必須なのでそのまま初療室緊急手術.寒波の真夜中,熱い初療室の一夜は過ぎていきます.


蘇生麻酔は杉野先生と松村先生.術野は上田先生,濵上先生,佐藤先生.今宵もセンター長は・・・はい,眺めるだけ・・・スタッフの皆さんも良く動いてくれますねえ^^ 超緊急で物事が運べる環境は全てにおいて最良です.

地域を支える救命救急センターの真夜中の一幕を紹介してみました.




2017年1月24日火曜日

1月24日 外は大雪ですが,今宵は・・・^^

本日24日,以前取材のあった豊岡鞄の特集が放映されます.
サンテレビ
21時30分〜 ニュースポート http://sun-tv.co.jp/newsport


▼駐在リポ 医療の最前線を支えるかばん豊岡の地場産業の1つかばんづくり.その地の医療現場で働く人たちの間で愛用されている,かばんがある.利用する人たちの声を反映し,使いやすく工夫された,このオーダーメイドかばんの製作を手掛けるのは,但東町に住む元かばん職人.ドクターヘリなど最前線の現場でも使われる,かばんづくりをリポート.


関西の圏だけですが,お時間のある方は是非ご覧下さい.地元に支えられた理想的な救命救急センターの一端が見られます^^

取材時のヘリ機内.医療スタッフではなく,資機材バッグの撮影です(前山先生提供).


当地域は昨日からの大雪ですっかり真っ白です.こんなに積もったのは何年ぶりでしょうか.除雪も大変ですし,ドクターヘリは運休・・・ドクターカーが悪路の中出ずっぱりです.皆様,こんな時期です.どうぞご自愛下さい.

夜勤明けの某まえやま救急医の車.一晩で・・・四季折々の特徴が楽しめる但馬地域ですね^^; だから外傷の種類も疾患構造も多種多様,多くを経験出来ます.


勤務明けは速やかに帰宅.雪下ろし中の某まえやま救急医.雪下ろしも迅速かつ的確です.写真提供はM機長さんm(_ _)m


こんな寒い日だから,夜は暖かくみんなでテレビを見ましょうーーー





2017年1月21日土曜日

1月21日 集中治療室にて

当科の仕事はドクターヘリ,ドクターカー業務,初療対応,手術を含めた根治的治療だけではなく,集中治療も担っています.ICU/HCUには24時間専属の担当医が常駐し,看護師,臨床工学技士などと共に治療にあたっています.


外は冬の気候でスッキリしませんが,集中治療室内は各種の専門的治療によって病態改善もスッキリ.緊急手術も術中からの戦略でスッキリ.そんな中,今日はICU担当の杉野先生の活躍ぶりを盗撮してみました.

病院前から集中治療まで,時間を意識し一貫した治療戦略がTECCMCの強みであり特徴です.



2017年1月20日金曜日

1月20日 但馬空港にて

当院に他の回転翼機が飛来するとき,ドクターヘリは医療スタッフと共に但馬空港に一時退避します.当ヘリポートから但馬空港までは1分もかからない飛行時間です.


当事業が始まった1年目は但馬空港で機体を格納し,給油をお願いしていました.しかし,霧の問題,基地病院に格納庫がないために朝一番の出動が遅れる問題,そして何よりも給油のたびに基地病院から但馬空港へ移動する手間と無駄の問題,それによって医療介入が遅延するなどなどが明らかになり,2年目以降は基地病院敷地内に格納庫と給油施設が整備されました.

定期便の離陸をエプロンから眺めつつ,1年目はそんな問題もありましたねー,何て言いながら久しぶりの但馬空港でしばしの待機.そして要請と共に積雪の残るグラウンドのランデブーポイントへ飛び立ちました.

本日も寒い中,熱いミッションとセンター内対応が続きます・・・





2017年1月17日火曜日

1月17日 病院前でもか,後藤先生!

本日は前山先生からの投稿です.


後藤先生がドクターヘリデビュー致しました.ドクターカーでの実務評価,シミュレーションテストに合格してのOJTの開始です.


初日はACS,墜落外傷,痙攣,ショックなどなど8件の要請に対応しました.



後藤先生のコメント.「早期医療介入へのスピード感,現場での評価を瞬時にしないといけない緊張感,現場活動短縮1分1秒にこだわる使命感が半端なかったです!! 小児救命医として現場に出ることの意義を考え地域に貢献していきたいです」



センター内で勤務すれば重症例の引きはもちろん,ICU勤務担当時はほぼ100%の確立でECMO症例を引き,年末はECMO同時4症例に急性血液浄化療法新規導入3例と,その引きぶりは半端なしなのですが,プレホスでもその引きは変わらないようです.

ランデブーポイントは積雪を認める事が多く,消防の方々や施設の関係者の方々が圧雪,進入路を確保してくれました.誠にありがとうございましたm(_ _)m ドクターヘリは雪に埋まらないようにSNOW SHOEが装着されています.SNOW SHOEが装着されていないフライトナースは雪に埋もれていったそうです・・・





2017年1月15日日曜日

1月15日 寒波・・・

週末は寒波,とうとう雪景色になってしまいました・・・


宮崎県出身の原先生と松村先生は業務終了と同時にテンション⬆⬆⬆で雪だるま作成.それに便乗した北海道出身の星野先生もミニだるまを作成.楽しそうで良いけど,この寒波でドクターヘリは格納庫待機です・・・雪だるまの向こう側,主のいないヘリポートが・・・

ドクターヘリが活躍出来ない分,ドクターカーが朝から走り回っています.雪道,轍,凍結と冬は運用が大変ですが,安全を最優先に頑張ります!

あーーー,早く春が来ないかなあ.



2017年1月13日金曜日

1月13日 金沢市にて

石川県知事がドクターヘリ配備を表明しました.基地病院は県立中央病院になるとのことで,今回センター長とフライトナースリーダーがお招きいただきました.当方の7年間の取り組みを余すところなく,その効果も含めお伝えしました.














同じ日本海側でもあり,また当方は救命救急センターの立ち上げも同時に行った経緯も含め詳細をお伝えできたと思います.

150名近い多職種の方々にお集まりいただき,またその後の熱い懇親会もありがとうございました.同じ日本海側のドクターヘリ事業として,引き続きよろしくお願い申し上げます.



2017年1月11日水曜日

1月11日 よろしくお願いします!

緊急手術に明け暮れるセンター長の代わりに本日は前山先生からの投稿です.

一月は病院前診療においてデビューが目白押しです.
まずは原先生ドクターヘリデビュー!詳細は下記リンクで!
 http://teccmc.blogspot.jp/2017/01/15.html?m=1

濵上先生がドクターヘリファーストフライトドクターに昇格!500件を越えるドクターヘリ事案をこなし,救急科専門医は勿論,MC検証医師,DMAT隊員,指導者資質などなど満を持しての昇格です.初のファースト対応は安田先生と.果たしてどんな事案が待ち構えているか・・・


勤務終了後の感想は「飛ぶ鳥を落とす勢いで頑張るつもりが,鳥に居着かれました・・・」 ??? はい,明日からも精進して下さい.


田中看護師ドクターカーナース研修開始!
始業前に「雑誌の表紙みたいな感じでお願いします」と言ったらこんな感じに・・・

早速のミッション終了後の帰院中,カーの中で振り返り.あの時もし別の状況だったらどうする?など一つ事案も振り返りで何件分もの経験になるものです.


先輩フライトナースに指導してもらい研修を始めました.以下,田中看護師からの初出動後の感想です.「院内と違って短い時間,わずかな情報でプランを立て現場活動を行わなければならず,いつもよりドクターや消防の方々とコミニュケーションをしっかりとる事が大切だと感じました.」 TECCMCは病院前救急診療・医療のプロフェッショナル集団です.沢山学んで独り立ちして下さい.

関係者の皆様,現場などで何卒よろしくお願い致しますm(_ _)m

以下,緊急手術終了後の某医局員からの投稿です.急に寒波で寒くなった但馬地域.明けの前山先生が一人讃岐うどんの昼食をとってました.それを見つめる星野先生.「星野先生,これほしーの?」明けのテンションおかしめな前山先生でしたとさ.





2017年1月10日火曜日

1月10日 これも顔の見える関係^^

本日は濵上先生からの投稿です.

食堂で読んでた本日の神戸新聞.直接お会いしたことはありませんが,バッグでいつもお世話になっております!! 作り手の顔がわかる,鞄の街 豊岡.


こちらが同新聞のリンク(http://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/201701/0009815954.shtml)です.既存のものよりも現場の意見が取り入れられ重宝しています.これも顔の見える関係ですね^^ 細川さん,いつもありがとうございます.